整形外科
ひと言に整形外科といっても非常に多岐にわたる内容を指します。一般に動物の骨・関節・筋肉等の運動器系の障害を主に診療する外科的分野を整形外科と位置づけられています。ここでは当院で行った整形外科症例をいくつかご紹介いたします。
1.小型犬の橈骨尺骨骨折(前肢の骨折)
体重1.4kgの小型犬(ポメラニアン)が公園で走っている最中に右前肢橈骨骨折①。当院にてミニプレート、スクリューを用いて骨折整復術を実施②。約二ヶ月後に完全治癒③。
2.中型犬子犬の上腕骨骨折(前肢の骨折)
体重3.1kgの中型犬子犬(柴)が事故にて左上腕骨骨折①。当院にてミニプレート、スクリューを用いて骨折整復術を実施②。約1ヶ月半後に完全治癒③。
3.小型犬の股関節脱臼(後肢付根の靱帯断裂)
体重4.6kgの小型犬(トイプードル)が転倒直後から後肢を引きずっていると来院。エックス線検査にて後肢付根の靱帯断裂、股関節脱臼と診断①。当院にて大腿骨骨頭切除術を実施②。術後のリハビリにより通常歩行できるまで回復治癒。