夏休みも終了して、子供たちは学校へ。昼間に子供の宿題や虫取りに費やされる時間が減り、ほーっとしているさなか、なんと病院待合室にて展示している金魚が謎の大量死。なぜ??

子供がお祭りですくってきた金魚、今まで3年以上元気にしていたのに突然2匹、そして翌日また2匹。こりゃ何か原因があるなといろいろ調べてみることに。

良く見てみると数日前から金魚水槽の水が濁っている?明らかに金魚の糞ではない浮遊物がチラホラ浮いているのを発見しました。

半透明の浮遊物、気をつけてみてみると大小含めて結構浮いています。これが原因かもと考えてアミですくいあげ、顕微鏡にて鏡検。

低倍率で観察してみると動いているものを発見。外部寄生虫でした。形態的にはまるっぽいですが、色々と調べてみるとエラに寄生し吸血する「ダクチロギルス」という吸虫。

寄生数が増えてくると、エラの機能低下で酸欠や貧血の症状を示すそうです。先にお星さまになってしまった金魚たちは、確かにエラが赤くなっている子もいました。これが原因でした。

魚病を調べるうちにたどり着いたお薬がバイエル社の「ハダクリーン」。このお薬を入れようか検討しましたが、結構高価なお薬みたいです。金魚の治療に使うにはちょっと・・・と考え、他のお薬を探しました。犬猫用の寄生虫駆除に使用するお薬が全く同じ成分でした。これはラッキー。早速お薬を粉末にして水槽へ。それでもお薬は高価なので、水槽の水を半分にして薬浴。ハダクリーンは水に溶けにくいようですが、うちで使ったお薬は結構溶けやすいかもです。粉末を水に溶かして水槽に入れた直後は濁っていましたが、30分もするとキレイに溶け透明になりました。2日くらいはこの状態で薬浴させ、その後2週くらい開けて確認駆虫すればオッケーと思います。

早く治ってくれますように~。

経過はまたこちらにてご報告差し上げます。